相模原校 淵野辺校 相模大野校
子どもを理解する
子どもの優れている部分を見つけるには、特性を見極め伸ばしていく事が必要です。多くの場合親は、子どもの苦手な部分を矯正しようとします。他の子どもと比較し、その子のようにしようとします。しかし、優れている事を伸ばしていけば、苦手な事はだんだん減っていき、最後には無くなってしまうと私は経験から学んだのです。
子どもの特性を見極め、それを伸ばすには以下の事を参考にするとよいでしょう。
1.子どもの能力を見極めることに注力しながら、定期的に一緒に何かをするか、子どもがやっていることを観察する。素晴らしいと思えば小さなことでも留意する。
2.他の子と比較しない。あなたの子はその子自身の人生があることを忘れてはならない。友人、友人の子や、自分の子の決断に基づいて判断しない。あなた自身が子どもをどう育てたいかだけを判断基準にする。
3.焦らない。子どもの成長はゆっくりで、時間がかかる。いつも子どもを観察する。
4.子どもの長所だけを他人に話し、短所は話さない。どうしたら長所を伸ばせるかを考える。
5.目標を定め、子どもに教える。目標に向かって子どもと一緒に努力する。
6.子どもが理解に苦労しているようであれば、他の方法を模索する。子どもにとって有用な方法を見つけるまで様々な方法を試してみる。
7.読書、勉強を怠らない。苦労しているなら、同じような苦労を経験しつつも成功を収めた知り合いに聞いてみる。子どもを伸ばすのは自分が最適と認識したうえで、専門家の助言を求める。
子どもが理解しないのは時期が適切でない場合もあります。教育で最も大切なのは学びを促進させることです。学びがなければ教育は意味をなさず、教えられている内容ではなく学習者に焦点を合わせるべきでしょう。
息子は入学時には単純な計算の概念が理解できませんでした。しかし、時が来れば理解するようになると私は分かっていました。彼が5歳の時、「5+1=6」の計算が理解できなくても、頭の中で計算できていたことは分かっていました。車で外出した時年齢の話になり、彼は「今5歳だから、次は6歳になる。」と言ったのです。その時に、分かっていないように見えても、学ぶ時がくる、適切な方法も見つかる、と悟ったのです。今思えば、ちょっとした気づきが何年もの間、子育てや教師としての私の役に立っている、それに気づいたあの瞬間を有難く思っています。
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