7歳の娘と台所で
Posted on 2012年8月31日
投稿者: サカラ サイモン
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過去6回のコラムで教育理論―6つの指導方法について説明しました。指導方法を知っていることは教育の効果を高めます。
夏休みの間、7歳の娘のジャナと昼食後の食器洗いをしました。3人の子ども達は交代で食器洗い等の家事を分担しますが、ジャナは特に手伝いが好きです。そして、挑戦を好むタイプでもあるのです。
流しはお皿でいっぱいでした。彼女の手は小さく、食器が巨大に見えました。食器を手に持つことさえ困難でした。そこで、私は彼女に効率的な食器洗いの方法を教える事にしました。こんな会話が続きました。
「コップ、お皿、ボウル、フォークなど種類ごとにまとめて」と彼女に言いました。助けてもらいながら、彼女は指示に従いました。お皿やボウルを種類ごとに重ね、フォーク類は流しに入れました。鍋などは台の上へ置きました。
「次は、鍋をすすいで、そのまま流しの中へ置いて」彼女は言われた通りにしました。「フォーク、スプーン、ナイフをすすいで鍋の中へ入れて」「スポンジに洗剤をつけて」「鍋の中でフォーク類をスポンジでこすって」「フォーク類をすすいで洗いかごへ入れて」「ボウルやお皿も同じようにして」彼女がお皿を洗った後、お皿を二枚使って乾かす並べ方を教えました。彼女も同様にやりました。この段階で私は台所を離れ、彼女一人に任せてみることにしました。
彼女が洗っている間、私は居間に座って助けを求められるのを待ちました。妻や他の子ども達は他のことをやっていました。
しばらくして彼女は仕事を終え、やり遂げた自信に満ちた感じで台所から出てきました。私は調理台の上や残りを片づける為に台所へ向かいました。
夕食後は長女ハンナが食器を洗う番でした。ハンナが台所へ向かおうとしたところ、ジャナは「上手に洗う方法をパパに教えてもらったから、教えてあげる。」と言って、教えたのです。
これは、指示、モデリングと認識の構築を実行したシンプルな例です。彼女に指示を出し、一部の見本を示しました。彼女が新しく学んだ事は手際よく食器を洗うことで、それは彼女の以前の知識とは違っていました。私にとって教えるのは容易で、彼女にとっても学ぶのが簡単でした。内容と時期が適切だったからです。学習者が学んだ知識を実行できるだけでなく授業を再現できることが、方法の効果を明らかにしています。
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