相模原校 淵野辺校 相模大野校
十代の子どもは、ある日突然十代になるわけではありません。愛らしい赤ちゃんからゆっくりと十代へと成長するのです。ですから、十代の子との接し方という今回の課題は、小さい子どもを責任感のある十代へ育てる方法から始めたいと思います。予防は治療より望ましいのです。十代の態度、習慣、行動は、青年期へ至るまでに受けた意図的、無意識的なしつけの結果なのです。私は、愛情、すべき時にすべきことをする自律心、権威、の3つが親にとって必要な資質だと考えています。
愛情
愛情は少なくとも以下の4つの役割があります。
1.子どもを養う。真の愛情は子どもが最も必要とし、かつ欲しがるものです。子どもに貴重な時間を与え、感情的、精神的にも助けます。愛情は犠牲も伴います。
2.子どもを守る。身体的な危険やその他の危険から子どもを守ります。好ましくない行動や態度を身に付けないよう子どもを守ります。健全でない人生や状況の解釈を身に付けないよう防ぎます。また、子どもが欲しがっても、親が子どもにとって良くないと思うものを子どもが手に入れるのを防ぎます。
3.子どもを導く。教育やしつけだけでなく、子どもへのアドバイスも含みます。子どもは人生経験が少なく、最良の決断が出来ません。子どもの決断は概してすぐに得られる満足に基づいています。
4.子どもとの効果的なコミュニケーションの経路となる。十代の子どもと親が効果的にコミュニケーションするには、子どもの人生を通して構築する必要があります。まずは、子どもに耳を傾け子を理解したいという心と意欲からです。十代の子が父親、母親と良好な関係を築けているなら、助けが必要な時には親に相談するでしょう。子ども自身が、「親は僕の(私の)話を聞き、理解してくれる」と信じている場合に、この様なことが起こります。
正しい事をする自律心
親には、正しい時に正しい事をするために自律心が必要です。多くの場合、愛情を示すことが子どもを守る事よりも優先されます。例えば、十代の子が車を借りたいと言います。親は、未熟な子どもが一人で車を運転するのは危険だと分かっています。多くの親は危険を無視し、子どもに車を貸すでしょう。自律とは、親は危険だと考えていることを子どもに伝え、車を貸さないと決断することです。
どんな大人に育ってほしいか、心にはっきりとした目標を描くことが、自律心を養うことになります。
権威
権威とは、子どもがやりたくない事をさせるようにする資質を指します。権威は愛情と対でなければならず、子どもは自分にとって良い事だけを行うようになります。
権威は大声で命令したり、怒って命令することと全く関係ありません。意志疎通を図り、求めている結果を得るためのものです。しかし、子どもの行動に対して怒ってはならないということではありません。
権威は子どもが小さい時から示さなければなりません。親が、決めたことをきちんと守り妥協しないことで示されます。子どもは、親が一貫した態度をとることを理解する必要があります。
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