自閉症の子を持つ母親からの、ためになるアドバイス

はじめに

 以下は、自閉症のお子さんが驚くべき英語力を身に付けた話です。6年生で英語が流暢に話せるようになっただけでなく、初めての挑戦で英検3級に受かりました。それも、非常に高い得点だったのです。 彼の英語の勉強は週1回のオアシスでの英会話レッスンだけでした。小さい頃からの継続的なサポート無くしては、このような結果を手にすることはなかったでしょう。

Simon Sakala  サカラ サイモン 

 

 

サカラ サイモン 

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以前お話しがあった質問についてです。これで答えになっているか分かりませんが、我が家の英語教育について書きましたので送ります。

○2歳くらいの頃から文字や記号が好きで、聞いた音を記憶する事が得意だった。その頃はもう検診で要観察となっていたので、本人のいいところを伸ばして行こうと思っていた。

○視覚支援のために使った絵カードを英単語の絵カードにしたり、自閉症にありがちな物を並べる癖が始まった時にはアルファベットのマグネットを並べさせたりもした。音楽が好きだったので、英語の歌を親子でたくさん歌った。絵本が好きだったので簡単な英語の絵本をたくさん読んだ。

○セサミストリートは英語学習のためだけでなく、車いすや手話を使う出演者が出ているので積極的に見せていた。日本の子供番組は障害者が一切出てこないから。

○    世界中には様々な障害を抱える人がたくさんいる事を教えた。

○障害がある事は普通とは違うけれど、悪い事ではないし不幸な事でもないと教えてきたから、我が家では本人に自閉症である事を隠してはいない。だから12歳の今、本人は自分が自閉症である事を知っているし、安定した状態で受け入れている。

○この前、「もし普通になれる手術があるとしたら受ける?でも普通になるのと引き換えにそれまでの記憶をなくしてしまうんだ」と聞いてみたら、「いいことも忘れてしまうなら受けない」と答えた。「いいこと」の中には英検に合格した事も入っていることだろう。

○もし水遊びが好きだったらスイミングスクールに入れたかもしれないし、洗剤や調味料で遊ぶ事が好きだったら科学教室に入れたかもしれない。長所を伸ばすことにより成長して自分のを障害を知った時に精神のバランスを取りやすくなると思う。我が家の場合、その手段が英語教育だっただけ。

○ダウン症の子と自閉症の子がアリゾナでホームステイをる「able」というドキュメンタリー映画を知っていますか?見た事がある方もいるかと思いますが、とても素敵な映画なのでおすすめです。

                                      ハヤシ

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