効率的な教育方法は効果的ではない その5

5つ目の方法は「問いかけ」です。質問には機敏な言語と認識の反応が求められ、創造を誘導します。質問は思考を促進します。

サープ博士らは2種類の質問があると述べています。第1は記憶のレベルを確かめる質問です。評価は教育には必須ですが、教育に直接的に貢献する方法ではないとサープ博士らは述べています。
第2は「助ける」質問です。学習者が一人では創造できない心理的な工程を生み出すため質問することです。

教師や親は、このような質問をすることで、生徒や子どもが2つの情報を結びつける手助けすることができます。私は教室では、理解の促進だけでなく英語を使う為にも、子ども達によく質問をします。例えば、おもちゃのバナナを全員に回して、「何色かな?」と問いかけます。生徒がだれも質問を理解していないと仮定しましょう。彼らに見えるのはバナナです。生徒の頭には2つの質問が浮かぶでしょう。まず、「これは何?」、そして「これは何色?」。私がどちらの質問をしているのかヒントを与える為に、子どもが知っているであろう「ピンク」という単語に着目します。そして、“Is this pink?”と尋ねます。子ども達から(もちろん日本語で)、「違う!」という答えが返ってきます。そこで私は頭を振りながら、英語で”No!”と強い調子で言います。そして、私の真似をして発音してみるように子どもを促します。次に、“Is this orange?”と尋ねると、同様な返事が返ってきます。それから”Is this yellow?”と聞き、うなずきながら“Yes, yes, yes!”と大きな声で言います。私は質問を、生徒たちは答えを繰り返します。

このやり取りの結果、生徒は以下の様なことができるようになります。
1.“What color is this?”の質問を理解し、答えられる。
2.“no” と “yes”のお意味を理解し、使えるようになる。
3.“yellow”の意味と使い方を覚える。

私は英語でも日本語でも一切説明をしていないことを忘れないでください。にもかかわらず、自然なコミュニケーションの流れの中で子ども達は学べているのです。一連の質問を通して、親/教師は無知で混乱の中にいる子ども達を洗練された「学び、理解」の段階へ昇華させることができる、とサープ博士らは述べています。
質問の目的を明確にすることが重要です。上述の例では色を尋ねることです。答えが日本語でも合っていれば構いません。次の段階での質問は“What’s this?”になるでしょう。従い、2つ目の質問は子どもならだれでも知っているメロンを使って、“Is this a melon?”となります。すると、子ども達は「バナナ」と答えるでしょう。この時点では子ども達は質問を理解しているはずですから。
質問のレベルや複雑さは、状況や生徒のレベルに応じて発展させられます。長期的な結果を出すまでには、効果的な学習方法では時間と反復が必須です。

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