英語教育―私のアプローチ その1

一つの言語を学ぶのには一生かかります。学ぶべきこと全てを生徒に教える方法はありません。教師さえ学ぶべきことを全て知っているわけではないのです。ですから、生徒を自立した学習者にするのが一番の方法です。
私は、以下の順に能力を身に付けられるように生徒を指導しています。
1.聴解力(音、意味)、発音
2.文法
3.読解
4.作文
どの授業でも2~3つの分野をカバーします。作文は時間が必要なため、必要に応じて行います。複数の分野をカバーするために1回の授業でどんなことを行うか、例を挙げてみましょう。
1.教材
文章が書いてある絵本、フラッシュカード等。
2.方法
私が読んで聞かせたり、録音を聴いたりした後、生徒が音読する。聞いたことを繰り返すのでリスニングと発音の練習になる。見たことや読んだことを声に出すので、聴覚、視覚の訓練になる。
3.読解と文法
話を聞いたり質問に答えさせたりして理解の度合いを確認。文章の一部を変えて正しい文が作れるか、文法能力もチェック。例えば名詞、動詞、形容詞などを置き換える。
この練習は文章の変化を理解し、瞬時に文章を組み立てる訓練になる。時々、私自身がわざとミスをして、生徒に直させる。
4.結果
しばらくすると生徒は言葉の流れに慣れ、徐々に流暢になり文法も理解していく。子どもによって上達の速度は異なる。

多くの場合は極力シンプルな文章を使うように努めています。語彙を増やすよりも持っている知識を最大限に活用できる力を身に着けることを目指しています。この能力を身に付ければ、あとは自力で語彙を増やせます。
語学の習得には時間と努力を要します。多くの学習者は、急ぎすぎたり、努力を怠ったり、結果が出る前に諦めてしまったりします。こうなると、能力が身につかず、フラストレーションが溜まってしまいます。

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2つの物の考え方

心理学者のキャロル・ドゥエック博士の著書「マインドセット」によると、人には「しなやかマインドセット」タイプか「こちこちマインドセット」タイプ、もしくは両方を持つタイプがあるそうです。これらのマインドセットは学習、子育て、業績、人間関係等に影響します。
ドゥエック博士によると、「こちこちマインドセット」タイプの人は、考え方が固定されており、変えることができません。このタイプの人は新たな挑戦を恐れ、失敗から身を守ろうとする傾向があります。間違えることも失敗と関係があります。上手くいくと確信したことにしか挑戦しません。もっと能力を発揮できるのに現状に甘んじています。
「しなやかマインドセット」のタイプは努力する事や挑戦することに積極的で、更に自分の可能性を伸ばすことに注力しています。このタイプの人は、失敗は学習のひとつの過程と思っています。
さて、以下の質問のうち、あなたが同意するのはどれでしょう?(ドゥエック著:マインドセットから)
1.あなたの能力は非常に低く、高めることができない。
2.新しいことを学べるが、能力を伸ばすことはできない。
3.どんなに能力が高くても、更に能力を伸ばせる。
4.いつでも能力を高められる。
5.能力を伸ばす為にできることは少ない。
6.どんなタイプの人間でも変われる。
7.臨機応変に対応できるが、あなたの中の重要な部分は変えられない。
8.あなたの中の基本的な部分はいつでも変えられる。
始めの4つの質問は能力に関することで、残りは性格に関することです。質問1,2、5、7は「こちこちマインドセット」に関する質問で、残りは「しなやかマインドセット」です。

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英語の能力を評価する

集団の中で学ぶ個人の能力の評価は簡単ではありません。考慮しなければならない要因が多いからです。学習に影響を与えるのは、学習者の性格、記憶、考え方、指導方法、教材、学習環境などです。評価の対象となるのは、会話力、読解力、発音、創造性、表現の正確さや文法などです。
オアシスではどの生徒も週に一度学びます。欠席しなければ1年で41時間になります。これだけでは十分ではないと言えば、控えめ過ぎる表現でしょう。ですから時間を有効に使うよう努めています。学習で最も大切なのは「入力」の段階です。リスニングだけでなく、発音や読解に多くの時間を割きます。語彙数ではなく、習った言葉の流暢さで評価します。挨拶や自己紹介には多くの時間を使いません。何故なら日常生活では挨拶は非常に短い時間であり、自己紹介は初めて他人に会った時のみだからです。自分の考え、感情、思考、意見などについて話す事の方が多いのです。
文章の創作力と文法も時間を当てます。意味の成すために言葉を並べる作業を経験させます。モノローグではなくダイアローグを練習します。基礎が完成するまでには2~3年はかかるでしょう。基礎がしっかりすれば、そこからの学びのスピードが上がり、色々なことが素早く学べるようになります。その段階からは授業のスピードが速くなります。もちろん子どもによって学習速度は違います。個人の能力は過去のレベルからどの程度上達したかで評価します。
幼児や園児のクラスでは教室に慣れるところから始めます。クラスによって異なりますが、徐々にレベルが合ってきます。
レベルを知るために児童英検や英検、TOEIC等のテストを受験させるようにしています。そしてその結果を見ながら授業のレベルや内容を決めています。
皆様のご意見をお寄せ下さい。

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溝を埋める

覚えたことを実生活で効果的に使えなければ、効果的な学習のためのリスニング法は真の学びに役立ちません。多くの場合、見せかけと実態の間には溝があるのです。
私の経験と観察から、以下の3つの過程が効率的な語学学習の上で欠かせないと言えます。
1.記憶
記憶とは言葉の入力過程です。効果的な記憶方法は前回のメルマガでご説明しました。
2.認識
認識とは記憶した事の意味や実際的応用を理解した時に初めて起こるものです。真の学びとは記憶したものを完全に理解するまで起こりえないのです。良い授業とは、学習者にこの過程を通過させ次の段階へ導くものです。
3.応用
応 用とは学習者が学んだ事を実生活で活用できることです。記憶すること自体は学習者の大きな利益になりません。言語活動は創造力を必要とします。私たちは新 しい言葉を創り出しはしませんが、意志の伝達のために記憶した言葉を組み合わせます。言語能力は合理的な単語の組み合わせで測られます。従い、実際的応用 力の養成は学習過程で重要な位置を占めます。
私 の授業では、この3つの過程を生徒たちに繰り返し経験させます。授業に集中させ創造的な能力を育成するのに時間をかけます。質問をしたり、いつものやり方 を変えたり、生徒が予想しない事をしたり、わざと間違えたりします。彼らに出力する必要性を与え、学んだ事を引き出せるよう、常時努めています。
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手早く効果的な英語の学習のためのリスニング法 その2

何を学ぶにもしっかりした理由が必要です。学びは時間と努力を要するからです。たとえしっかりした理由があっても、方法が間違っていたり効果的でないなら学びはストレスになります。
一 週間以上、同じ会話、演説、講義などを繰り返し聞く方法はリスニング力を向上させます。聞き取りにくい単語やフレーズを確認するため、テキストも必要で す。私の経験から、10分から30分程度の長さのものを始めから終わりまで聞くことが理想的です。毎日聞くことが必須です。
出 来るだけ多くの単語とフレーズを覚えるように努力して聞きましょう。聞いている間に単語やフレーズを調べる必要はありません。聞いていない時に、分からな い単語を調べましょう。そして、次は調べた単語に注意して聞きましょう。その際、文脈中での使われ方にも気を付けましょう。
時間がたつにつれ、分からない単語が減ってくるのに気が付くでしょう。分からない単語が無くなったらゴールに到達です。ゴール到達前に止めてはいけません。ゴールに到達したら、次の課題へ進みましょう。時々、以前の課題も復習しましょう。

この方法は以下成果を生み出します。
1.リスニング力の向上
2.会話力の向上
3.語彙の増加
4.文法力の向上
すなわち、すべての領域の能力が向上します。入力されたものしか出力されない事を忘れないでください。

定期的に会話を聞けば言葉が入力され、必要な時に自然と口から出てくるようになります。
リスニング力、会話力が向上するだけでなく、文法も正確になり語彙も増えるのです。
この学習方法は大人にも子どもにも、英語だけでなく他のどんな語学学習にも使えます。努力の程度にもよりますが、最短で3か月で効果が表れます。持続的な効果を望むなら、6か月は必要でしょう。
私は通勤時間を利用し毎日30分から1時間日本語を聞いています。初めの2か月程度は半信半疑でしたが、6か月過ぎたころから、過去13年以上の効果が出始めました。驚異的な効果があったので、この方法を毎日続けることを皆さんにも強くお勧めします。

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手早く効果的な英語の学習のためのリスニング法 その1

語学習得を早める重要な二つの原動力は、「動機」と「方法」です。
私が生徒に英語を学ぶ理由を聞くと、大抵の場合は「将来留学したい」「仕事で英語が必要」等と答えます。
私が日本語を学ぶ理由も同様で、日本で生活する為、効率的に働く為等で、いろいろ努力しました。ある一定のレベルまでは非常に上手くいき、更に日本語を学ぶ必要はないと思ったのです。
ところが半年前に、私の学習方法を革命的に変えることになる日本語を学ぶ動機を発見したのです。その結果この半年間に、過去13年以上のものを学ぶ事になりました。
その発見とは、「日本語や他の言語を上手に話せることはかっこいい事だ」ということです。
動 機を変えたことで私の学びは、「義務」から楽しく充実したものに変わりました。今は以前よりもやる気に満ちています。今回のシリーズで取り上げるリスニン グ方法で毎日楽しく学習しています。つまり、現在の動機は過去の動機よりも色々な側面に対処しており、優れているということになります。
最も素晴らしいのは結果が目覚ましいことです。動機に価値が無ければ学習は苦役になってしまいます。多くの人がなかなか上達しないのは動機に価値がないからです。価値がない動機では能力を獲得に役立ちません。
リスニング学習法の詳しい説明に入る前に、次の質問について考えてください。「あなたの動機は価値がありますか?」「今より英語が上手に話せるようになったら、あなたはどんな気持ちになるでしょう?」「英語が上手に話せるようになるために、どのぐらい努力したいですか?」

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英語リスニング上達の秘訣

多 くの人はネイティブスピーカーが話す英語を理解するのに苦労しますが、それは、単語一つ一つを聞き取ろうとするからです。ネイティブは単語を続けて発音す るので、その表現に慣れていない人は理解しにくいのです。ある種の単語を話すときは音節をはっきり区切らず、単語の中のいくつかの文字を飲み込んでしまい ます。例えば、”put”と”on”で”puton”となるべきところを、多くの場合は”puron”となるのです。“look”と”out”は同時に使われると”lookout”です。“Look at that car over there” は “Looka-thacaroverthere”になります。、英語が母語でない人はネイティブのように話す必要はないどころか、むしろ、ネイティブとそうでない人の話す英語両方を理解する能力を獲得することが大切なのです。では、どうしたら聞き取る能力を向上させられるでしょう?秘訣は、言語に慣れることです。
以下のように練習すれば聞き取る能力を向上させることができます。
1.英語学習では、単語ではなく表現を学びましょう
2.辞書を使うときは、単語の意味だけでなく連語、熟語、慣用句も確認しましょう。連語とは、その単語と一緒に使われる言葉の事です。様々な単語の組み合わせによる表現の意味も忘れずに確認しましょう。
3.録音されたネイティブの会話を聞く習慣を付けましょう。単語を確認できるのでテキストのあるものが良いでしょう。全ての単語を理解できるまで何回も聞きましょう。反復すれば、言葉のリズムやアクセントに慣れ、単に単語の知識よりも理解が深まるようになります。
聞き取りの練習を定期的にしましょう。つまり、聞き取った会話を書き記す練習です。更に理解が深まるだけでなく、忘れにくくなります。
来週は今までよりも早く語彙が増やせるリスニングの秘訣についてです。

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英語学習の4つの柱

英語学習における4つの柱は次の通りです。
1.入力
2.出力
3.反復
4.しっかりとした基礎

1.入力

私 たちは受け取った以上のものを創りだせません。ゴミからはゴミしか出てこないという法則が学習にも当てはまります。入力の方法と質は英語を学ぶ上で非常に 重要です。聞く、読む、が主な入力方法です。人の話を直接的に、また、メディア通して間接的に聞く方法もあります。私は日本語で講座を受け始めてから日本 語の能力が飛躍的に伸びました。

2.出力

言 語学習において出力は非常に大切です。入力された単語を意味が通じるように組み替えるのは想像力を要します。出力量は入力量に比例します。定期的な出力を しないと語学力は徐々に低下し、定期的な出力をすると想像力が伸びます。話す、書く、が主な出力方法ですが、話す相手がいない場合は書くことが非常に有効 です。

3.反復
反復は上達のもとです。人は毎日同じような言語パターンを繰り返し、言葉を覚えます。多くの人が英語学習で失敗するのは急ぎすぎるからです。

4.しっかりとした基礎
しっかりとした基礎とは、話し手が基本的な言葉を操れるようにするものです。つまり、分かりやすい単語を使って簡潔な文章を作れることです。めったに使わない難解な単語を多く知っているよりも、簡単な単語や表現を知っているほうが良いでしょう。
言葉を学ぶ上で大切なのは、学んだことを話したり文章に書いたりして直ちに使ってみる事です。

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子どものトレーニング パート2

今週は受身のトレーニングについてです。私達が子どもに対し無意識に行っている訓練のことで、良くも悪くも子どもに最も影響を与えるものです。
教師であり家庭教育の専門家であるD.L.ノルテ博士は著書「子どもが育つ魔法の言葉」で、親は常に子にとってロールモデルなので、最も影響を与えると述べています。
子どもの習慣や行動は、その子の家庭の様子を如実に表します。家庭で罵られる子は、友達を罵ります。家庭で敬意をもって扱われる子は、どこでも他人に敬意を表します。
子に良い習慣を付けさせたければ、親が家庭で良い見本になるのが最も効果的な方法です。子は親の鏡ですから。
私の子ども達は野菜ジュースが好きで、大きくなったらコーヒーを飲むのを楽しみにしています。何故なら私がそうだからです。私達が本を読むのを見ているので、子ども達も本が大好きです。
逆に、私が息子に厳しく接すると彼は妹を同様に扱います。これを見て私は自分の態度を改めようと思うのです。
多くの親は学校に良い習慣や規律を教えることを期待しています。しかし、親が家庭で役割をきちんと果たせば教師の仕事は楽になり、社会の為にもなるのです。

子どものトレーニング パート1

子どものトレーニングについてシリーズでお届けします。

私は3人の子の親として、120人以上の子の教師として、また専門家の助言から学んだことをお伝えします。このシリーズの目標(私の人生の目標です)は、責任感がある成功志向の子を育て、最高の未来を与えることです。

子どもの訓練とは、知識、技能、成功願望の3つを与えること。アメリカのベストセラー作家コヴィーは著書「7つの習慣」で、良い習慣はこの3つの化合物と定義しています。

訓練には時間と忍耐と、最良の結果を信じる事が求められます。

子どもは目標なしでも育ちます(後日詳述)。しかしある統計は、目的志向に訓練された子はそうでない子と比べ有利だと示しています。多くの親は目標など考えないか、又は間違った目標に向かって育てています。最終的な結果が、設定目標の正誤を立証します。

子どもの人生で最も大切なのは父母と教師の3人で、これらは世界で最も重要な仕事です。

科学者、弁護士、パイロット、医者でさえ、最低でもこの中の一人に恩義があります。特に母親は最も重要で、父母と教師の3役を兼ねられる唯一の人物であり、子に対して最も影響力があります。

子どものトレーニングパート2

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