普通の子どもを立派な大人に育てる その1
Posted on 2012年5月24日
投稿者: サカラ サイモン
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私自身の子どもも含め、子どもと関われるのは最大に名誉なことです。どんな子も将来立派な大人になる可能性を秘めているからです。私はいつも、子どもの成長を助けるために最大の努力をしています。簡単ではありませんが、とても価値があることです。生来、易しい事や普通の事は退屈と思います。貧しい家庭に生まれたので、親が良い仕事を持ち良い家に住む友人たちとの関係に悩みました。私の父は貧しく、学の無い父親でしたが、教育の価値を認め、私達にそれを判らせたことを有難く思っています。同時に、まじめに働くこと、困難を乗り越えることの大切さや、自分自身を成長させるために必要な挑戦を厭わないことも学びました。そして、挑戦することが大好きになりました。
学校では、選択肢が与えられたら容易な方ではなく、常に困難な方を選びました。難しい方が面白いと思っていましたし、今でもそう思います。その結果、多くの同級生や同僚よりも良い成果を出せるようになりました。私が関われるチャンスがある子ども達が最大限に成長できるよう、私の経験、教育方法を利用したいと思います。私は、教育と子育てにおいては、挑戦することでもたらされる成長に重点を置いています。挑戦が子どもを最大限に成長させます。成長するために、子どもを安全地帯から連れ出すこともあります。常にぬるま湯につかった状態では成長は期待できないからです。テスト
成長を促す為の道具のひとつとしてテストを用います。良い成績が必ずしも英語の能力と合致するわけではありませんが、生徒たちには話せるだけでなくテストでも良い成績を修めて欲しいと思っています。将来の進学先や雇用主等にテストの成績無しで英語の能力を証明するのは困難だからです。英検やJETを勧めます。理由は、
1.テストの成績がそれほど重要でない年齢の時に受験することで、試験を受けることに慣れる。
2.全国レベルのテストで好成績が取れるようなカリキュラムを作るため。全国平均と比較し、足りない部分を補える。また、個々の目標設定の指標になる。
3.個々の能力を正確に把握し、指導が必要な部分を把握する。更に、どのような内容の指導が必要か、成績から判断する。
4.生徒も教師も、モーチベーションが高まり、成果に注意を払うようになる。
5.子どもは、ある程度までなら挑戦を好む。特に、自分の能力に自信が持てる場合は。いつも結果を楽しみにしている。テストの際は、子どもにとって少し困難と思えるレベルを勧めます。100点やそれに近い点が取れるレベルは勧めません。モーチベーションを失ったり、努力を怠ったりして、目的を達しない場合が多いからです。更に、点数が下がるのが嫌だからテストを受けるのを怖がるようになる場合もあります。
子どもがテストを受けたがったら、たとえ無理だと思われるレベルでも、子どもの好奇心を失わないようにしています。たとえ0点でも子どもは死にはしません。失うのは、失敗を恐れる気持ちだけです。
親の多くは子どもが挑戦する前に、確実に良い成績が取れるようにします。心地よい空間に子どもを置きます。これでは、子どもが本来持っている好奇心を殺してしまいます。
子どもは学ぶための特別な「窓」をもっています。その窓が閉じられてしまったら、他に窓はありません。ですから私は子ども達に、難しいテストを受けることを許し、レベルの高いテストに挑戦するよう勧めているのです。