英語学習を始める最適の年齢は?

18年間英語を教えてきて、6歳までの子ども達について次のことが分かりました。
1.聞いた音をその通りまねるので、自然と正しい発音が身につく。
2.表現を聞き、体の動きや顔の表情を見るだけで、何を言っているか 理解する。日本語訳を尋ねることは稀で、聴覚と視覚を使って理解しようとする。辞書を使わず親の言葉を理解できる言語習得能力を持っている。
3.失敗を恐れない。英語を使うことが楽しいので、英語に慣れるのも 早い。
4.躊躇しない。他人に知識をひけらかしたがる。他人の行動を見て、自分にも出来ると思う。

一方、7歳を超えると日本語訳を聞きたがることが増えます。少しずつ失敗を恐れるようになり、自信を失っていきます。結果、6歳以下の子ども達と比べて英語を使わなくなり、言語習得のスピードも遅くなります。
言語学習に欠かせないのは、年齢に関わらず、状況から推察し、失敗を恐れずに練習を繰り返すことなのです。

効率的な教育方法は効果的ではない その5

5つ目の方法は「問いかけ」です。質問には機敏な言語と認識の反応が求められ、創造を誘導します。質問は思考を促進します。

サープ博士らは2種類の質問があると述べています。第1は記憶のレベルを確かめる質問です。評価は教育には必須ですが、教育に直接的に貢献する方法ではないとサープ博士らは述べています。
第2は「助ける」質問です。学習者が一人では創造できない心理的な工程を生み出すため質問することです。

教師や親は、このような質問をすることで、生徒や子どもが2つの情報を結びつける手助けすることができます。私は教室では、理解の促進だけでなく英語を使う為にも、子ども達によく質問をします。例えば、おもちゃのバナナを全員に回して、「何色かな?」と問いかけます。生徒がだれも質問を理解していないと仮定しましょう。彼らに見えるのはバナナです。生徒の頭には2つの質問が浮かぶでしょう。まず、「これは何?」、そして「これは何色?」。私がどちらの質問をしているのかヒントを与える為に、子どもが知っているであろう「ピンク」という単語に着目します。そして、“Is this pink?”と尋ねます。子ども達から(もちろん日本語で)、「違う!」という答えが返ってきます。そこで私は頭を振りながら、英語で”No!”と強い調子で言います。そして、私の真似をして発音してみるように子どもを促します。次に、“Is this orange?”と尋ねると、同様な返事が返ってきます。それから”Is this yellow?”と聞き、うなずきながら“Yes, yes, yes!”と大きな声で言います。私は質問を、生徒たちは答えを繰り返します。

このやり取りの結果、生徒は以下の様なことができるようになります。
1.“What color is this?”の質問を理解し、答えられる。
2.“no” と “yes”のお意味を理解し、使えるようになる。
3.“yellow”の意味と使い方を覚える。

私は英語でも日本語でも一切説明をしていないことを忘れないでください。にもかかわらず、自然なコミュニケーションの流れの中で子ども達は学べているのです。一連の質問を通して、親/教師は無知で混乱の中にいる子ども達を洗練された「学び、理解」の段階へ昇華させることができる、とサープ博士らは述べています。
質問の目的を明確にすることが重要です。上述の例では色を尋ねることです。答えが日本語でも合っていれば構いません。次の段階での質問は“What’s this?”になるでしょう。従い、2つ目の質問は子どもならだれでも知っているメロンを使って、“Is this a melon?”となります。すると、子ども達は「バナナ」と答えるでしょう。この時点では子ども達は質問を理解しているはずですから。
質問のレベルや複雑さは、状況や生徒のレベルに応じて発展させられます。長期的な結果を出すまでには、効果的な学習方法では時間と反復が必須です。

 効率的な教育方法は効果的ではない その4

4つ目の教授方法は「指示」です。つまり、ある特定の行動を要求することです。例えば、「このページを読んで、内容を説明しましょう。」、「袋を開けて中身を言いましょう。」などです。これらの例では、動作と言語の両方の行動を求められます。
サープ博士らは、効果的な指示には3つの要素―行動の管理、フィードバック、認識の構築―が組み込まれる必要があると述べています。上述の例では、生徒は教師の指示に従い、ある特定の行動をとることが求められます。関係のない事をしようとすれば、元に戻って求められた課題に取り組むことを促されます(行動の管理)。課題を上手くこなせれば成果が評価され称賛されるでしょう(行動の管理とフィードバック)。書かれている内容が分からなかったり、袋の中身が分からなければ、教師や親は情報について再度説明します(認識の構築―後述)。
効果的な指導方法 指示は、子どもの年齢や能力によって、簡単にも複雑にもできます。「7つの習慣―ファミリー」の著者のコヴィー博士は、指導は効果的で、かつ、子どもに分かりやすいものであるべきだと述べています。子どもに責任感を感じさせることが重要で、課題や結果が明確であるべきです。
指示の複雑度は子ども、学習者の成熟度や能力によって決まります。分かりやすく、実行しやすくするために、課題を小さく分割することが大切です。例えば、「袋を開けて中身を言いましょう。」、「よくできました。次は、物を色別に分けましょう。」、「よくできました。青と赤の物の数を数えましょう。」、「次は、赤(red)、青(blue)と書きましょう。」、「隣に数を書きましょう。」などです。 特に小さい子どもには、「袋の中の物の色とそれぞれの数を書きましょう。」と複雑な指示を出すよりも、わかりやすいでしょう。
多くの生徒や子どもは、自分の意志ではなく、指導方法が複雑すぎて認識できないから課題が実行できないのです。子どもは何でも吸収することを忘れないでください。辞書には、「学習者とは課題等について発見する人」との記載があります。つまり、課題や、やり方が分からない状態なのです。 生徒や子どもと効果的に関わるためには、彼らが何を考えているか、理解する努力をしましょう。一度にどの程度の課題がこなせるかを理解し、それに応じて指示を出しましょう。 多くの親は思春期の子どもの扱いに苦労しますが、それは子どもを理解していないのが原因です。
親になると、親と子どもでは大切なものが違うという事実を忘れてしまうのです。友達の前で恥をかくことの方が、不幸な両親よりも不安なのです。 効果的な指導を行いたければ、怒りに任せて指示を出すのは止めましょう。 また、指導が権威的になり過ぎると反感を覚えるとサープ博士らは述べています。

 

効率的な教育方法は効果的ではない その3

効率的な教育方法は効果的ではない その3

過去2回のブログでは、サーブ博士らの著書「Rousing minds to life」で述べられている教育理論の6個の指導方法のうち2つをご紹介しました。一つ目はモデリング、2つ目は行動の管理でした。今回は、3つ目の指導方法―フィードバックです。

フィードバックとは、学習者の成果について情報を与えることです。教育システムの中では、フィードバックは成績表やテストの結果等で与えられます。教室や家庭での子ども達には、行動に対してそれが正しいか、それとも修正が必要かを確認することで、フィードバックを与えられます。サーブ博士らは、正確な基準を設けることがこの方法の最も重要な事だと述べています。

効果的なフィードバック

事実と向き合うときは、正確さが非常に重要です。例えば、ある物体の色や形は非常に重要な事実です。フィードバックは、「この本は正方形ではない。長方形である」となります。もしも子どもが既に答えを知っており、たまたま忘れている場合は、答えを連想させるようなヒントを与えるほうがより効果的です。

意見や視点などは、異なった種類のフィードバックが求められます。正誤がはっきりせず、正確性が当てはまらないからです。例えば、ある生徒が素晴らしい意見を述べたとします。「とても良い意見ですね」と述べるのがふさわしいでしょう。

フィードバックが不適切なら学びへと発展しません。例えば、英語を習っている子に“What color is an apple?”と尋ねます。生徒が「赤」と答えたら、それは間違ってはいませんが、答えるべき言語が違います。この場合は、“Yes, it is red”( redを強調)と答えるのが最適です。“NO”と答え生徒をあざ笑うよりも、正しい答えを生徒に教えるほうがより生産的です。

子どもや生徒に意見を求める時は、教師や親は学びへ導く方法でフィードバックを与えることが重要です。たとえ意見がばからしく意味をなさなくても、その通り子どもに伝えれば自信を失ってしまうでしょう。挑戦するのを嫌がるようになるかもしれません。この様な場合は、なぜそう思うのか、理由を尋ねる事が有効です。子どもが何が求められているのか分からないようなら、教師や親は学習を促す第1の方法―モデリングを行ってみるべきです。つまり、例を挙げて意見の述べ方を示すのです。もしも上手くいかなくても、継続すれば徐々にできるようになります。効果を求める教師は、すぐに結果を出す事を求めていない事を忘れないで下さい。現在の結果よりも総合的な進歩の方がより重要なのです。

効率的な教育方法は効果的ではない その2

サーブ博士によれば、行動を支援する第2の手段は学習者(子ども)の行動を管理することです。行動の管理の目的は、望ましい行動を促し、望ましくない行動を阻止することです。学習時に子どもの行動を管理する

効果的に行動を管理するには、学習の目的、目標を明確にすることが必要です。例えば教室でゲームをする目的は、教師が生徒同士のコミュニケーションを促すためなどです。目標はゲームをすること、目的はコミュニケーションすることです。

家庭では、親は子どもに本を読んでほしいと思っているでしょう。目的は本の中身を学ぶこと、あるいは、静かに座って何か生産的な事に集中すること等になるでしょう。

いずれの場合でも、子どもに望むことは明確です。

生徒が期待通りに出来れば、誉められ、ご褒美を与えられます。望ましくない事をすれば、年齢にもよりますが、叱られ、お仕置きされ、特権を取り上げられたりします。

望ましくない行動をした時

効率をもとめる教師はすぐに結果を求めるのですぐ叱るでしょう。子どもを怒鳴りつけることもあります。効果を求める教師は感情をコントロールし、子どもの話を聞きます。「どうしてこんなことをしたのか?」「自分のしたことが正しい事なのか?」「あなたの行動の結果、私は何をしなければならないか?」などです。子どもからの返答を心から聞こうとします。

2.効率を求める教師や親は、子どもを脅したり、うそをついたりします。

例えば、「やらないとご飯をあげませんよ。」と言ったりします。言ったことを実行するつもりはなく、自分の指示に従わせるために脅すという手段をとります。一方、効果を求める教師や親は、何かをする前に重要性をきちんと説明し、手順に沿って取り進めるよう促します。

3.効率を求める教師は生徒へ賄賂を使う

効率を求める教師や親は、何かをする前に子どもに報酬を与えます。一方、効果を求める教師や親は、すべき事が終わったらご褒美がもらえると約束します。

基準を決める

子どもは訓練が可能です。教師や親にとって大切なのは、基準を決め、それを達成するために努力することです。達成までには時間が必要です。子どもが反抗する理由は多くの場合、教師、親の子どもの扱い方が下手だからです。つまり、効果ではなく効率を求めているからです。

私自身の子育てや教師としての経験から、どんなに小さな子どもともコミュニケーションすることを学びました。子どもが好ましくない行動をすれば、私は何をしていても一度手を止め、その子の目を見て話します。大声をあげたり、怒りに任せて行動したりしません。私の話に集中して欲しいので他の子から離れた場所に移動します。そして、「こんなことをしたよね、やって良い事だったかな?」と聞きます。「自分が正しかった。」と答える子はいません。「いいえ」と答えた後、理由を聞いて、その行動が引き起こしてしまった結果を諭すようにしています。

 

効率的な教育方法は効果的ではない その1

効率的な教育方法と効果的な教育方法には違いがあります。効率的な方法では、効果的な方法よりも目に見える結果を短期間に出します。しかし、効果的な方法は長期的に見て質の良い結果を生み出します。効率的な方法は数値と関係があります。時間の長さ、テストの点数などです。効率をもとめる親、教師はせっかちで、極力短時間で目に見える効果を得るためには何でもします。一方、効果を求める方法の場合は、数値は目的ほど大切ではなく、単に学習過程での限られた側面として考えられています。効果を求める親、教師は時間的な指標や結果よりも、目標に重きをおきます。

教えるとは?

著書Rousing Minds to Lifeの中で著者のサーブ博士は、教えるとは「行動を支援すること」と定義しています。教える事は行動を支援することであり、その支援によってある行動が完遂された時に教育が行われているとみなす、と指摘しています。

親と教師の役割は何か?

親と教師の役割は、学習者が実行することを支援することです。真の学びの為には、効率ではなく効果に焦点を当てるべきです。子どもの能力の発達が目標であれば、保護者から提供される支援のパターンは、より機敏で、不測の事態に対応でき、かつ辛抱強いものであるとサーブ博士は述べています。教育の支援の一つの方法はモデリングです。モデリングとは、学習者に行ってほしい事を教師がデモンストレーションし、それを学習者に真似をさせることです。既に知っていることを実演する必要はありません。

既知の事実を教える事は学習者が退屈になるだけでなく、学びを阻みます。効率を求める親、教師は学習者が行動する前に手を差し伸べてしまう強い傾向があります。一方、効果を求める教師は学習者が行動に必要としている時間を十分に与えます。学習者は行動を完了するまで、段階を踏んで辛抱強く導かれます。学習者がつまずけば、効果を求める教師は、学習者に代わって行動するのではなく、モデリングをして見本を見せます。モデリングは、特に年少者に対しては、口頭での説明より効果的です。初めての行動に時間がかかっても、上手にできなくても、重要ではありません。その後の進歩が大切なのです。

英語の能力を評価する

英語の能力を評価する

集団の中で学ぶ個人の能力の評価は簡単ではありません。考慮しなければならない要因が多いからです。学習に影響を与えるのは、学習者の性格、記憶、考え方、指導方法、教材、学習環境などです。評価の対象となるのは、会話力、読解力、発音、創造性、表現の正確さや文法などです。
オアシスではどの生徒も週に一度学びます。欠席しなければ1年で41時間になります。これだけでは十分ではないと言えば、控えめ過ぎる表現でしょう。ですから時間を有効に使うよう努めています。学習で最も大切なのは「入力」の段階です。リスニングだけでなく、発音や読解に多くの時間を割きます。語彙数ではなく、習った言葉の流暢さで評価します。挨拶や自己紹介には多くの時間を使いません。何故なら日常生活では挨拶は非常に短い時間であり、自己紹介は初めて他人に会った時のみだからです。自分の考え、感情、思考、意見などについて話す事の方が多いのです。
文章の創作力と文法も時間を当てます。意味の成すために言葉を並べる作業を経験させます。モノローグではなくダイアローグを練習します。基礎が完成するまでには2~3年はかかるでしょう。基礎がしっかりすれば、そこからの学びのスピードが上がり、色々なことが素早く学べるようになります。その段階からは授業のスピードが速くなります。もちろん子どもによって学習速度は違います。個人の能力は過去のレベルからどの程度上達したかで評価します。
幼児や園児のクラスでは教室に慣れるところから始めます。クラスによって異なりますが、徐々にレベルが合ってきます。
レベルを知るために児童英検や英検等のテストを受験させるようにしています。そしてその結果を見ながら授業のレベルや内容を決めています。

 

初めての受験で英検3級に合格! 小学5年生のお母様のお話

 

Website banner 2015

       2016年度のカレンダーこちらです

オアシスに通う小学校5年生のお子さんが英検3級に合格しました。しかも初めての受験でした。面接の点数はほぼ満点でした。以下はお母様の体験談です。

-***-   お母様の体験談   -***-

サイモン先生から英検3級の受験を勧められた時、娘はあまり乗り気ではありませんでした。不合格になるのがこわかったようです。

私はもともと本人の意思を尊重するタイプ、今回も受験しなくてもいいかなとも思いましたが、先生が強く勧めてくださるし、ここ数年受験してこなかったので、そろそろチャレンジしてみてもいいのではと思い「受けるだけ受けてみたら?」と娘に勧めてみました。そうして娘は受験することになりました。

受験すると決めると娘もはりきりだして、二人で本屋に行き、英検3級の問題集を一冊購入しました。しかし問題を解いてみると、3割程度しか解けません。もっと得点できると思っていた娘の落胆ぶりに私はあわてました。嘆き悲しんだ娘は、受験をやめたいと言い出しました。私も、この様子では合格は無理だし、なにより悲しんでいる娘を見るのがつらくなり受験をやめさせようかと思いはじめていましたが、とにかく受験を勧めてくださったサイモン先生に一度相談してみようとメールしました。スタッフの方からすぐに返信が届き、日頃の娘の音読の様子やクイズの正答率から、3級のテストに太刀打ちできないとは思われない、期待している、点の取りやすいところから問題を解いていくとよい、というアドバイスをいただきました。その返信を見て娘と話し合い、長い間ずっと英語を習ってきたし、スタッフの方がせっかくそのようにおっしゃってくださるのならとにかく素直にやってみようということになり、解けなくてもあまり気にせず、その都度答えを確認してどんどん問題集を進めていきました。

娘は途中何度かくじけそうになりながらも、小学校のお友達が合格したことなども励みに、問題集に出ている単語を一生懸命覚えていきました。解説を見てもわからない時は、私も娘と一緒に答えを考えました。娘がくじけそうになったり不安になったりした時には、娘の話をよく聞いてやり、「もしも今回合格しなかったとしても全然大丈夫!またチャレンジすればいいだけだよ!」と安心させました。そうして一冊問題集を終えるころには、6割は解けるようになっていました。それは娘にとっても私にとってもうれしい驚きでした。

緊張最高潮の中で一次試験を受験、またもや緊張最高潮で今度は熱を出しながらの二次試験。緊張にも負けず受験した娘を私はとても誇らしく、愛おしく感じました。このように、受験までがとてもドラマチックであったため、合格を知った時の喜びはひとしおで、娘も心の底から喜んでいるようでした。

3級に合格してとても良かったことは、娘が、努力することの大切さを知ったようであること、英語に自信をもつようになり英語がより好きになったようであることです。すぐにではないですが、次は準2級にチャレンジしたいと自分から言うようにもなりました。がんばったのは娘ですが、そばで見守り応援することで自分が受験するような気持ちになれ、娘と英検を共有できたことは私のかけがえのない思い出です。英検を通して親子の信頼関係も増したのかなとも思います。

最後に、今回は結果的に合格できましたが、不合格だった時のことも親子でよく話し合って取り組んでいたため、例え不合格になっていたとしても冷静に対処できたのではないかと思います。

合格でも不合格でも、この受験が親子ともに良い経験になりました。

以上

あなたは、英語を学習するうえで、3つの問題に直面していませんか?

大抵の場合、英語を学ぶ人は、大人でも子どもでも、以下の3つの問題に直面するものです。

1.  練習する時間が無い

2. 話す機会が無い

3. 教材が不適切

3つの効果的な学習プログラム

効果的な学習プログラムには、以下の3つの柱があります。

1.実践の時間を十分に確保

明白な事ですが、定期的に適切な練習をしない限り、語学を習得することはできません。短期間トライしてあきらめる人がいますが、それは、努力不要な、楽な方法があると思い込まされているからです。私は5か国語話しますが、どれも習得には時間がかかりました。

週に1回、30~40分のレッスンで素晴らしい成果が上がると書いてある英会話教室の広告を見ると、驚きを隠しきれません。多くの人は何回かトライしても成果が上がらずあきらめてしまい、自分には才能がなかったと思うようになります。

最良のプログラムは、レッスン時間を十分に確保し、生徒に十分なスピーキングの練習時間を与えるものです。ただし、レッスン時間が長くても、教師が話してばかりでは生徒の時間を奪ってしまいます。

2.話す機会を十分に確保

会話力の習得は、レッスン時間だけでなく練習に割いた時間の成果です。流暢に話せるようになるためには、言葉をはっきりと発音できるよう、口や舌の動きを練習することが必須です。音声を聞き、繰り返し発音することで身に付きます。目標は、自然に口から出てくるようになるまで十分に言語に慣れることです。

多くのプログラムのレッスンでは、生徒が流暢さを習得することができません。40~50分のレッスン時間の中で、数種類の言葉を扱うからです。たとえば、1回目のレッスンは動物の名前と動詞を学び、2回目は果物の名前と新しい動詞を学ぶ。つまり、教科書に沿ったレッスンです。毎回違うことを学び、それぞれに関連性が無い。いわゆる“ADD―注意欠陥障害” レッスンです。語彙は増えるかもしれませんが、流暢さを習得する事は不可能です。会話力の習得には、楽しく、相互作用的な長期間の練習が必要です。

3.教室外でも活用できる教材を使用

外国語を習う最大の障害は、練習の機会や時間がない事です。最適な教材とは、あらゆる意味でこの障害を克服できるものです。教師が目の前にいなくても、手軽に効果的に学習できるようにすべきです。言語学習はインプットとアウトプットの両方が必要です。リスニングとリーディングはインプット、スピーキングとライティングはアウトプットです。

インプット方法がアウトプットの能力を左右します。ゴミを入れてもゴミしか出てきません。流暢に、かつ正確に話せるようになるには、正しい発音を繰り返し聞く必要があります。更に重要なのは、文脈中での単語の使われ方も理解することです。

今ではあらゆるところに安価、無料の教材があります。これらを個人的な学習に使用しましょう。オンラインの教材には、常に最新のものにアップデートされているというメリットがあります。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。