先週からの続きです。
行動計画が整ったらすぐに取り掛かりましょう。行動に移さなければ、どんなに素晴らしい計画でも無意味です。計画に移した後、4つ目に大切なのは継続性です。多くの人が未達成に終わる原因は、継続性が無いからです。
継続するには、以下のことが必要です。
1.長期的な目標
継 続するために、長期的な目標に集中しましょう。直近の不都合な結果や、満足のいかない結果ばかり気にしては挫折してしまいます。戦うなら、負けではなく、 勝ちに集中するべきです。勝ちに着目すれば、10戦中4戦負けてもやる気を失うことは無いでしょう。負け戦より勝ち戦が多く、戦いに勝ちつつあると分かれ ば勇気が湧いてくるはずです。
2.実現可能で余裕がある活動リスト
継続するには、実現可能な計画を立てましょう。実行可能な計画、不可能な計画は、あなたの経歴、性格や経験から分かっているはずです。
もしも1週間に30分の自習の計画が達成できないなら、毎日2時間は不可能なはずです。週に4時間の運動ができないなら、毎日2時間は無理でしょう。
簡単な事から始めましょう。例えば2日で10分など。これなら、週に40分、年間で30時間になります。継続的な年30時間は、継続性の無い年100時間よりも価値があります。
例えば、スポーツクラブに申し込むことを考えているなら、登録前に、毎日30分歩くことから始めましょう。あなたが、親か教師であるなら、子どもの目標を達成するために、段階を細分化することから始めましょう。
小さなことから始めるのが大切な理由は、目標到達まで徐々に増やしていけるからです。
すぐに結果が出なくても、小さな努力の継続的な積み重ねが長期的には結果を残すのです。
3.習慣
習 慣付けましょう。習慣にしてしまえば何をするにも簡単で、何をすべきか考える必要はありません。習慣は第2の習性と同じです。私たちは考えることなく、風 呂に入り、歯を磨き、仕事に行きます。日常生活の中でやる時間が決まっているから、行うのが簡単なのです。時には気がすすまないこともありますが、習慣化 されているので結局やることになるのです。
以上のように、行う時間を決めると継続的に行う可能性を高めます。習慣付けるには時間がかかります。研究によれば、習慣化には3週間かかるそうです。
私 は毎朝1時間歩くようにしています。3年以上行っています。気分が乗らない時でさえ、歩かないという選択は気持ちの良いものではありません。当初は続ける のが簡単ではありませんでした。短い距離から始め、現在の6キロまで増やしてきました。7,8,10キロでも歩けるでしょうが、1日を無駄にする可能性も あるので、距離を増やすつもりはありません。継続性を保つため、歩くルートは決まっています。川に沿って30分歩き、対岸を30分歩いて帰ってきます。
旅行先では、30分歩いて同じ道を戻るようにしています。靴が無かったり、ホテルから出られなかったりで、部屋の中を1時間歩いたこともありました。習慣なのです。
習慣化は、教室で教える時も事務仕事をする時も役立っています。事務所に来て最初に行うのは、「To Do リスト」をつくることです。コンピューターの電源を入れたあと、メールをチェックする前にリストを作ります。最重要課題のやり忘れを防ぐのに役立っています。
次週に続きます。
先週からの続きです。
1.常に進化し、成功を収めるための初期段階で3つ目に大切なのは、行動計画です。
まず目標を書き出し、いつも目に入る場所に貼りましょう。それから、行動計画を立てましょう。
計画なしに達成しようと思う目標は絵に描いた餅にすぎません。行動計画は目標へたどり着く地図なのです。
サクセス誌創刊者のダレン・ハーディーは、著書“Living Your Best Year Ever”の中で、次の事が計画を立てる上では欠かせないものだと述べています。
a) 時間を計算しましょう。すなわち、目標を達成するために必要な時間を判断することです。例えばあなたが、英語を始め外国語を学んでいるなら、年末までにど のレベルまでたどり着きたいかを決めましょう。過去の経験が必要な時間を推定するのに役立ちます。達成するまでの期間が短すぎても長すぎてもいけません。
b) 方法を決めましょう。つまり、想定される困難や障害を考慮し、様々な方法の中から、あなたに合った最適な方法を見つけましょう。目標に達するまでに必要な 体力や精神力が分かります。あなたが親ならば、「方法」とは、お子さんを通わせたい学校、教育方法、教師の質などのことを指します。
c) 誰と目標に向かいますか?つまり、目標達成に向けて影響を及ぼすのは誰でしょう?親ならばお子さんの、教師なら生徒の目標があるでしょう。ならば、彼らの 役割を考慮する必要があります。配偶者や力を貸してくれる人への影響も考慮する必要があるかもしれません。計画を立てる際は影響を受ける人のことを考慮し ましょう。
d) だれが必要ですか?トレーナー、ガイドなど、あなたの成績、進度を評価してくれる誰かが必要ですか?上手くいかない時に励ましてくれる誰かが必要ですか? この様な時に役に立つのは、あなたが目指している目標を既に達成した人、または、同じような目標に向かって努力している人です。否定的な人は避けるように しましょう。この様な人は、あなたの目標達成の速度を落とすだけでなく、妨げになることもあります。
e)どのような調査が必要ですか?あなたの目標について何を調べなければなりませんか?必要な情報の有無は結果を大きく左右します。何かを決める際には、事実を基準にしましょう。噂や見かけで決めるのは避けましょう。事実はあなたの想像と全く異なる事もあるのです!
関連のあるデータは実現可能な目標を立てるもとになります。例えば、あなたが英語を学んでいるとしましょう。何年学んでいるかではなく、実際に何時間勉強したかが問題です。また、教材の量や質ではなく、それらを使って一日何時間勉強したかが重要なのです。
f) どのような訓練が必要でしょうか?目標を達成するためには新たにどんな能力が必要で、どの能力を磨く必要があるでしょうか?達成への道のりを導いてくれる メンターを探しましょう。あなたが知っている人で既に目標を達成した人、似たような目標を達成した人が書いた本などです。
知っていると思うのはやめましょう。アップル創業者のスティーブ・ジョブズはスピーチの中で、「貪欲であれ、愚かであれ。」と述べました。
警告:何の目標も達成していない人からの指導やアドバイスを受けるのは避けましょう。
4月は、学校や職場など様々な場所が新たにスタートを迎える時期です。初めてのことに心配は付き物。新入学や新入園の子ども達、新しく習い事を始めた生徒さんたちは、勉強についていけるか心配かもしれません。教師、親たちも同じように心配しています。
教師であり親である私も例外ではありません。毎年4月には、我が子達、私の生徒たちについて不安に思うことがあります。更に、私自身が仕事面での目標を達成できるかどうかも気がかりです。
1年を乗り切るために、非常に参考になる6つのヒントをご紹介しましょう。
1.過去を省みる
過去1年を振り返り、よく出来たと思うことを確認してみましょう。私は、良い結果を生んだ要因を分析するようにしています。様々な努力から生み出された結果を計るためにシンプルな方法を用います。上手くいかなかったことの分析には時間をかけないようにしています。
例えば、新しいクラスが上手く回らなかったとしましょう。生徒さんたちの成績も伸び悩んだまま。特に幼児のお子さんたちは、授業がどんなものなのかよく理解していない。そして、収拾がつかない状態になってしまう。この様な場合、年齢が上のクラスの様子を考え、「彼らも小さい頃はこんなだった、更にひどいこともあった」と、過去を正確に思い出すようにします。彼らの成長を思い出すことで、新入生のレッスン時にエネルギーと集中力が湧いてきます。過去に行った通りにすれば、新入生たちもきっと同じような成果を出せるはずだと確信できるようになります。
新しいことを始めて少し不安に思うことがあれば、過去の成功から力をもらいましょう。
2.目標を定める
多くの人が成功を収められない原因は目標を定めないからです。「目的地が分からなければ、どんな道を通ってもたどり着けない」と言うでしょう。
私は年頭に様々なことについて目標をたてます。仕事の目標、生徒たちの目標、私個人の目標などです。これらの目標が私の1年間の原動力になります。目標を達成するために時間や他のリソースを有効活用するようになります。毎年の成果が、翌年の目標を決めることになるのです。
たとえば、数段階のステップのうちの第1の目標は、生徒たちが楽しみながらもきちんと学べる環境を作り出すことです。昨年度の経験を生かし、方法や教材を改善します。
何かに取り組むときは、それに集中できるような目標を設定すべきです。評価をする時は、「まだできていないこと」」ではなく、「初期と比べてできるようになったこと」を評価するようにしましょう。たとえ些細な成果でも、理想のゴールへ向かう推進力となるでしょう。年度末までに何を習得できているかを考え、現在の状況を心配するのは止めましょう。子どもの現在の状態ではなく、達成しようとしている目標に目を向けましょう。
次回に続きます。
保護者の皆様へ
お子様のご入園、ご入学、ご進級おめでとうございます。
おかげさまで、オアシスでも新入生を沢山お迎えする事が出来ました。
クラスの様子、今後の予定等をお知らせ致します。
1.クラスの様子
・幼児クラス
半日保育から終日保育へ移行する時期を迎えているようですが、お子様たちは
疲れも見せず、楽しくレッスンに参加しています。この時期に大切な事は、英語
のリズムになれることです。歌やゲームを通して楽しいレッスンを継続していきます。
・ 小学生クラス
落ち着いて勉強しています。読むことだけでなく、簡単な文法(スペリング等)も
学んでいます。
・ 中学生クラス
この春から中学に入学した生徒さんは、中学校生活やクラブ活動を精力的にこなして
いることと思います。この年齢のお子さんには、仲間との関係を築くことが非常に重要です。
生徒さん同士が友好な関係を築いた上で学びに専念できるよう指導していきます。
2.英検について
オアシスで児童英検に加え、英検(2級~5級)も受けられるようになりました。
申込期間 児童英検 5月24日まで (試験は6月19日)
英検 5月10日まで (試験は6月8日)
多くの方のチャレンジを期待しています。
3.今後の予定
・4月28日~5月6日はゴールデンウイークのお休みを頂きます。
・8月1日〜22日は夏休みを頂きます。
・ サイモン先生がアメリカでの研修に参加する為、5月19~23日のレッスンは
代理の先生が行います。詳細は後日ご連絡します。
・7月16日〜22日に授業参観を予定しております。
・ 7月25日~27日に、大地沢青少年センターにてEnglish Campを行います。
英語漬けの3日間のキャンプです。詳細は後日ご連絡します。
・ 7月31日~8月3日の期間に、2時間集中のSummer Programを行います。
詳細は後日ご連絡します。
4.Raz-Kidsについて
多くのお子さんに活用していただいております。オアシスでの週1回のレッスンに加え、
ご自宅で週に何回かRAZ-kidsを行えば、お子さんの能力はさらに伸びるでしょう。
お子さんの音読を録音することも出来ます。ゴールデンウイーク中に、是非お子さんと一緒に
トライしてみてください。
先般は、たくさんの子ども服をご寄付いただき、大変ありがとうございました。ザンビアに帰国した
際に、必要としている子どもたちへ渡すことができました。ご協力大変ありがとうございました。
はじめに
以下は、自閉症のお子さんが驚くべき英語力を身に付けた話です。6年生で英語が流暢に話せるようになっただけでなく、初めての挑戦で英検3級に受かりました。それも、非常に高い得点だったのです。 彼の英語の勉強は週1回のオアシスでの英会話レッスンだけでした。小さい頃からの継続的なサポート無くしては、このような結果を手にすることはなかったでしょう。

サカラ サイモン
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以前お話しがあった質問についてです。これで答えになっているか分かりませんが、我が家の英語教育について書きましたので送ります。
○2歳くらいの頃から文字や記号が好きで、聞いた音を記憶する事が得意だった。その頃はもう検診で要観察となっていたので、本人のいいところを伸ばして行こうと思っていた。
○視覚支援のために使った絵カードを英単語の絵カードにしたり、自閉症にありがちな物を並べる癖が始まった時にはアルファベットのマグネットを並べさせたりもした。音楽が好きだったので、英語の歌を親子でたくさん歌った。絵本が好きだったので簡単な英語の絵本をたくさん読んだ。
○セサミストリートは英語学習のためだけでなく、車いすや手話を使う出演者が出ているので積極的に見せていた。日本の子供番組は障害者が一切出てこないから。
○ 世界中には様々な障害を抱える人がたくさんいる事を教えた。
○障害がある事は普通とは違うけれど、悪い事ではないし不幸な事でもないと教えてきたから、我が家では本人に自閉症である事を隠してはいない。だから12歳の今、本人は自分が自閉症である事を知っているし、安定した状態で受け入れている。
○この前、「もし普通になれる手術があるとしたら受ける?でも普通になるのと引き換えにそれまでの記憶をなくしてしまうんだ」と聞いてみたら、「いいことも忘れてしまうなら受けない」と答えた。「いいこと」の中には英検に合格した事も入っていることだろう。
○もし水遊びが好きだったらスイミングスクールに入れたかもしれないし、洗剤や調味料で遊ぶ事が好きだったら科学教室に入れたかもしれない。長所を伸ばすことにより成長して自分のを障害を知った時に精神のバランスを取りやすくなると思う。我が家の場合、その手段が英語教育だっただけ。
○ダウン症の子と自閉症の子がアリゾナでホームステイをる「able」というドキュメンタリー映画を知っていますか?見た事がある方もいるかと思いますが、とても素敵な映画なのでおすすめです。
子どもを観察したり本を読んだりして、以下の二つの事が息子をはじめ他の子ども達の言語能力や創造力、対人能力を伸ばすと思うようになりました。
1.遊び
2.自由時間
遊び-テレビゲームなし、テレビは少しだけ
遊びは子どもにはとても大切なことです。遊びを奪うことで、子どもが鬱に陥ったり、敵対的行為を行ったりすると指摘する専門家もいます。一方、ある調査では、適切な遊びは数学などの様々な能力の発達に役立つことを示しています。
楽しくて効果的なのは「ごっこ遊び」です。想像力を使って、何かや誰かになったりします。この遊びを通して子どもは、言語能力と認識能力を獲得していきます。正しい文脈の中で「大人の言葉」を再現するのです。
「ごっこ遊びにおいては、自分の年齢よりも上の役割を演じ、行動も年齢以上になる。つまり、実年齢よりも背伸びした状態。」とロシアの著名な心理学者レフ・ヴィゴツキーは述べています。
「子どもはごっこ遊びを通して、創造的な方法で学びに挑戦する勇気や自信を確立している。」とEinstein Never Used Flashcardsの著者で心理学者でもあるパセク博士らは述べています。
私 が幼児に英語を教える時はよく「ごっこ遊び」を使います。この遊びによって彼らと容易にコミュニケーションできることに非常に驚いています。例えば私たち はおもちゃの果物の「皮をむき」、「切り」、「食べ」ます。友達に分けたりします。この様な状況では翻訳は不要です。真のコミュニケーションが行われま す。
息子が3歳の時、大人に対してよりも友達に対しての方が息子の話し方が自然である事に気が付きました。更に、大人から言われるよりも、友達がしていることを見たり聞いたりした方が、色々な事が出来る場合が多いことに気が付きました。
これらのことから、子どもの言語能力や対人能力を伸ばすには、他の子ども達と遊ばせることが最も効果的な方法だと思うようになりました。一般的に子どもは友達の影響を受けやすいものです。子どもは友達が大好きで、友達と遊ぶことも好きなのです。
息子はごっこ遊びの時の方がコミュニケーションが得意でした。ですから、友達と遊ぶ機会を多く作るように心掛け、遊べるおもちゃも与えました。
息子にはテレビゲームを与えず、コンピューターゲームもさせませんでした。テレビの時間も、教育的なものに限り1日1時間以内に制限しました。息子は大好きなアニメを見ていました。
我が家では現在でも、ゲーム無し、テレビ1時間です。子ども達は一緒に遊んだり、何かを作ったりして過ごしています。喧嘩もたくさんするし、仲直りも沢山します。
自由時間
私の「自由時間」の定義は、「最低限の監視の下、子どもがやりたいことをやる時間」です。この様な状況は、独創的なアイディアを生み出します。
テレビを見たり、ゲームをしたりする時間は自由時間ではありません。子どもや大人までもその機械と関わり、その機械のコントロール下に置かれるからです。独創的な考えが生まれる環境ではありません。
息 子には沢山の自由時間を与えるようにしていました。テレビを消し、紙と鉛筆を与えました。おもちゃを出すこともありました。息子は何をしても良いことに なっていました。この結果、息子は創造的な力を身に付けました。今では漫画を描くようになり、読み書き等の言語能力の発達にも役立ちました。
我が子達は何かを作るのが大好きです。7歳の次女は300人以上登場する彼女オリジナルのお話を書きました。
現代っ子は自由時間を持つのは難しくなっています。習い事やテレビ、ゲーム等で忙しいからです。これによって、自己表現の能力や対人能力を養う機会を奪われています。
息子が1歳になるまでは、体がとても弱く、呼吸器系も不安定でした。生まれてから2か月の間保育器に入っており、人口呼吸器につながれていたからです。25 週で生まれ、体重は900グラムでした。3か月になるまで新生児集中治療室にいました。1歳になる前に細気管支炎にかかり、これが原因でのちに喘息になり ました。
息 子は1歳を過ぎて保育園に通い始めました。妻はまだ大学で研究中でした。言語の発達に関して、保育園に通うことは彼にとって大きな挑戦でありチャンスでも ありました。家庭では英語、保育園では100%日本語でしたから、一つの言語ではなく、二つの言語と関わらねばならないことは、大きな挑戦でした。一方、 物心がつかないうちに2か国語を学べるチャンスでもあったのです。
3 歳の頃は、文章を話す事が出来ませんでした。単語ひとつか二つを言うのみでした。例えば、「あのおもちゃが欲しい」ではなく、「おもちゃ」だけでした。彼 に何かを質問すると、その質問を繰り返すだけでした。私は、どうしたら彼から答えを得られるか、考えるようになりました。彼がもっと早く言語を習得するに は、助けが必要だと思うようになりました。
そ こで、私がとった方法はモデリングです。”Do you want this toy?”と彼に聞くと、彼は”Do you want this toy?”と繰り返します。そこで、”Do you want this toy? Yes or No?”と聞きます。彼は、”Yes”と返すようになりました。
私 が文章を言い、彼はその文章を繰り返す、これを何回もやりました。ゲームのように繰り返しました。息子はこれが大好きでした。ある休日、息子を自転車の後 ろに乗せてサイクリングに出かけました。1時間ぐらいサイクリングしました。彼が疲れてうとうとし始めるまで一緒に”repeat after me”ゲームをしました。眠ってしまうと自転車から落ちてしまいます。家に着くまで眠らせないために、手を尽くして”repeat after me”ゲームを続けました。彼を眠らせずに沢山の文章を言うわせることに成功したのです。
5 歳の頃、保育園の園長先生から連絡がありました。妻と二人で来てほしいというのです。園長先生は息子の言語能力を心配していました。先生や友達ときちんと コミュニケーションできるように、家庭で日本語を教えてほしいと言われました。その頃私は、彼には日本語を教える必要はなく、英語を教える必要があると認 識していました。適当な年齢に達したら、彼は自然に日本語を理解するようになるだろうと思っていたからです。そして、私の予想は当たっていました。
家庭では、彼の英語は日に日に上達していきました。完全な文章を言えるようになり、質問にも答えらえるようになりました。
あ る日、友人からの紹介されたカナダ人の児童臨床心理学の先生の診察を受けに横浜へ行きました。息子に英語で話しかけてくれる専門の先生に診てもらいたかっ たからです。先生は、息子の言語の発達は遅れており、言語療法士にかかること、かつ、一つの言語のみで生活できる環境で育てるべきだと言いました。私は、 彼がおかれた環境を克服して、2か国語を学べる方法を見つけようと決意しました。
その頃私は、ダウン症の子ども達の英語のクラスを担当していました。これを臨床心理の先生に伝えると、ダウン症の子どもへ英語を教えるなんて例は聞いたことが無いと言われました。
私の目標は、子どもが置かれたどんな状況にもかかわらず、言語、その他の必要な能力を子ども達に効果的に教える方法を見つけることでした。時間がたつにつれ、息子に効果のある方法が分かってきました。
次回もお楽しみに。
長男が生まれた時、色々な事をとても心配しました。未熟児で生まれたので、普通の子のように成長しない可能性がありました。お医者様も、障害が残る可能性が 非常に高いとおっしゃっていました。先生方と病院のソーシャルワーカーの方々が非常に助けになってくれました。どのような障害が残る可能性があるかを理解 し、その上で子育てができるように、本を貸してくれました。これが、私が子どもについて勉強しようと思ったきっかけでした。しかし、本をきちんと読んだと は言えませんでした。
淵野辺から横浜のこども医療センターまで、毎日、息子に会いに行きました。入院していた3か月間、一日も欠かさず通いました。この期間、様々な障害をもった 子や、いろいろな健康状態の子どもを大勢見ることになりました。そして、「もしも長男に同様の障害があったら...」と考えるようになりました。
仕事では、子どもに教える事が楽しく、また上手に教えられるようになっていました。子どもについて学び、いろいろな方法やトリックを取り入れてみました。子ども達はいつも好奇心に満ちていて、喜ばせることも楽しませることも簡単だということが判ってきました。また、子ども達はとても頭がよく、それを大人たち に知ってほしいと感じていることもわかってきました。私はこれらの知識を使って、効果的で楽しいレッスンを考え出しました。
子どもに教える事が天職だと実感した出来事がありました。YMCAに勤務していたある日、幼稚園入園前の子どもに体験レッスンをするよう指示を受けました。 小さな女の子が母親に連れられてやってきました。その日の生徒は彼女だけでした。スタッフと一緒に教室で待っていると、その子は母親と一緒に部屋に入って きました。でも、私の顔を見た途端大声をあげ、「怖い!」と叫んだのです。それまで黒人と接したことが無かったのでしょう。母親にしがみつき、私の事を見 さえしませんでした。一体、何をどうしたらよいか、途方に暮れてしまいました。
私はその女の子について何も知りませんでした。そこに立ったまま、どうすればいいか考えました。手に持った巾着袋には果物の形をしたおもちゃが入っていました。15分ぐらいたったでしょう。女の子はまだ落ち着いていませんでしたが、私をちらりと見るようになりました。私は、彼女が興味を示していることを察知 しました。子どもに何かをさせる時は、今でも、子どもが興味を示す何かを探し出し、それを利用するようにしています。実は巾着袋は、どんな子ども達も魅了 する魔法の道具なのです。そこである考えが浮かびました。私は巾着袋からリンゴを取り出し、”Look, banana!”と言ったのです。私が間違っていたら、彼女はすぐに間違いを訂正するだろうと考えました。子どもは大人を「あっ!」と言わせたいと思っているのです。このトリックは効果絶大でした。彼女はすぐに英語で”No!”と答えたのです。そして、「それはリンゴ。」と言いました。私は彼女に「そうだね。」と答え、また袋から果物を出しました。
彼女はレッスンの最後にも泣いてしまいました。しかし、理由は違います。帰りたくなかったのです。スタッフも母親もびっくりしたことと思います。
この出来事などから、息子の子育てだけでなく幼児教育の教師としてやっていけるだろうと思えるようになりました。少し気が楽になりました。
次回もお楽しみに。
私は15年ほど前に日本に来ました。妻が麻布大学での獣医公衆衛生学の博士号を取得する奨学金を得るまでは、日本に来るつもりはありませんでした。
妻 は、日本に来たくありませんでした。彼女は過去に住んだことがあるイギリスへ行きたかったのです。文化も言語もイギリスの方が慣れていました。日本など考 えたこともなかったのです。ザンビアで育った私たちは、日本についての知識がほとんどなく、知っていたのは燃費の良い車、洗練されて耐久性のある家電製 品、寿司、10代の頃に見たリチャード・チェンバレン、島田陽子主演のアメリカのテレビ番組「将軍」に出てきた日本庭園など。日本刀に魅了されたことを覚えています。
日 本に来た当初は、妻が早く研究を終えてくれることを願っていました。日本はすべてにおいて非常に違っていました。すべてが狭く小さく、食べ物は臭って味が 違い、習慣も異なり、すべてが整然としてストレスの素でした。もう少しリラックスし、ゆったりとした生活を求めていました。
効率重視の環境に圧倒されました。通勤ラッシュは想像を絶していました。故郷に帰りたいと思わなくなるまで5年かかりました。遂にこう思えるようになりましたが、しかし帰国するつもりでいました。
日本に来てから4年 半、本来の専攻で職業でもある土木工学の研究に努めました。しかし、諦める時がやってきて、仕方なく英語を教え始めました。妻が研究を終えるまでの時間を 埋めるためには、英語を教える以外に選択肢がなかったからです。家の掃除や料理、植物への水やり、狭いアパートの部屋の模様替えなどに飽き飽きしていまし た。
英 語を教え始めるまでは、教師の経験はありませんでした。英語を教える事になったのは、単に英語が話せたからです。採用面接の前に膨大な量の文法の試験を受 けました。難解でしたが楽しんで受けました。そして面接がありました。日本人の取締役とアメリカ人の英語教師の面接でした。非常に長く感じた数日後、採用 の通知を受け取りました。
私の最初の仕事は5歳児の少人数クラスでした。非常に大変でした。数日のうちに「子どもの時間を浪費している気がするから仕事を辞める」と伝えたほどです。しかし会社は親切で、私にアシスタントを付けてくれ、仕事を続けるように勧めてくれました。こうやって切り抜けてきました。
数 か月、数年と過ぎるうち、子どもに教えるということが非常に楽しく感じられるようになってきました。子どもについて色々と分かってきました。子どもと関わ るうちに、「大人は子どもの能力を過小評価している」と感じるようになりました。この認識が、私の子どもへの接し方を変えました。様々な方法をトライし、 子どもに合った独自の教授方法にたどり着きました。
長男が2000年に生まれてから、幼児、児童教育の研究が新しい次元へ移りました。子どもと関わる仕事は私の天職です。
この続きは次号でお楽しみください
オアシスで学んでいる6年生の生徒が英検3級の筆記試験に合格し、2次試験に進みました。65点満点中61点を取りました。4問間違えただけです。実は、彼は自閉症なのです。
彼の成功の秘訣は何でしょう?
結果を見たあと彼の母親に電話をかけ、この年齢で高得点を取った秘訣を尋ねました。週に1回、1時間のレッスンだけでは、この様な結果を得るのは充分ではありません。英語に磨きをかける何かを行っているはずです。
母親によると、彼は小さい頃から英語に興味を示していたそうです。セサミストリートなどの英語の番組が好きだったそうで、ビデオを見せていたそうです。非常に記憶力が良く、音楽も得意で、英語と音楽は一度聞けば簡単に繰り返せたそうです。そして、オアシスで使用しているRaz-kidsが最も役に立ったと話していました。
この子は、オアシスでの授業以外には一切英語を習っていません。彼は、継続的な努力でこの様な素晴らしい英語の能力を勝ち得たのです。英会話も非常に上手です。
こ の様な結果を目の当たりにして、私はリスニングの重要性を再認識しました。継続的にリスニングを行い、音読することが、言語能力を高める最良の方法なので す。彼は、マークシートの回答欄の○を上手く塗りつぶすことも容易ではない子なのです。日本語も上手に書けないこともあります。しかし、英語を理解し、上 手に読むことも話すことも出来るのです。
他の子どもも同じような結果を得られるか?
彼は他の子どもに比べ覚えるスピードが速いですが、継続的に英語のリスニングを行っていなければ能力は眠ったままだったはずです。私は、潜在能力が高いにもかかわらず、能力を伸ばす努力を怠って、結果を出せない子ども達を見てきました。
この子は、Raz-kidsを定期的に行っている子ども達の頂点にいます。データが物語っています。
この子は2010年の8月にRaz-kidsを はじめました。そして、317冊の本を聞きました。このうち、121のクイズに挑戦し、105冊の本を読みました。88冊は音声を録音しました。この期間 にこの子は、初心者レベルからレベルHまで到達しました。文字通り、各レベルの全ての本を読みました。レベルHはアメリカでの小学校1年生レベルの英語で す。
私 がこれらの数値を述べた目的は、継続的な努力とそれがもたらす結果の相関関係を示したかったからです。私は、どんな子どもも適切な指導を受ければよい成績 を修める可能性があると信じています。我が子達も同様です。どんな学習者も継続的に英語を聞くようにすれば、能力を伸ばせる可能性があるのです。
発達障害、学習障害等のお子さんをお持ちの方の参考になればと思います。どんな子にも得意な事があります。大切なのは、子どもが持つ能力を見つけることです。その次に大切なのは、その能力を伸ばせる環境を与えることです。そして、その子の能力を伸ばす努力をすべきです。
どんな子どももサクセスストーリーの主人公になる可能性があるのです。